AI着せ替えのやり方|服を変える手順とツール4選【2026年】
AI着せ替えのやり方を3つの方式で解説。HiggsfieldのNano Banana Pro・Soul ID・Marketing Studioの手順、Gemini・Kling AIの料金、EC写真や動画化の方法、他人の写真や商標の注意点まで分かります。
この記事の結論
- AI着せ替えは、文章で服を指定する・服の写真を合成する(AI試着)・同じ人物に何着も着せるの3方式で、Higgsfield・Gemini・Kling AIなどで作れます。
- Higgsfieldなら、Nano Banana Proで着せ替え、Soul IDで同じ人物を固定し、Marketing Studioで広告や動画まで1つの画面で作れます(Starter 月額19ドル〜・2026年10月時点)。
- 人物の写真は自分・許可を得た人・AIで作った架空の人物に限り、ブランドのロゴを描かせず、ECの商品写真は色や形が実物と同じかを確認します。
AI着せ替えは、人物の写真やAIで作ったキャラクターの服だけを、AIで別の服に変える使い方です。2026年10月時点では、HiggsfieldのNano Banana Pro、GeminiアプリのNano Banana、Kling AIのVirtual Try-Onなど、文章の指示や服の写真から着せ替えられるツールがそろっています。
AI着せ替えの方式とツールの違いを把握すると、試着・ECの商品写真・SNSの投稿など、目的に合った作り方を迷わず選択可能です。服の写真を合成する「AI試着」と、文章で服を指定する着せ替えでは、用意する素材も仕上がりも違います。
本記事では、AI着せ替えの3つの方式・使う前の注意点・ツール4選と料金・Higgsfieldでの手順・プロンプトのコツをまとめています。さらに、ECの商品写真やSNSでの使い方と、着せ替えた画像を動画にする方法も紹介します。
AI着せ替えとは?服を変える3つの方式と早見表

AI着せ替えとは、写真の人物の顔・体型・ポーズを残したまま、服の部分だけをAIで描き直す使い方です。AIが人物と服の領域を見分け、指示された服に置き換えます。
ここでは、AI着せ替えの3つの方式を早見表で示したうえで、方式ごとの特徴を解説します。画像生成AI全体の選び方は、画像生成AIおすすめで紹介しています。
AI着せ替えの3つの方式の早見表
AI着せ替えの3つの方式を、入力・代表的なツール・向いている用途で比較します。
方式 | 入力 | 代表的なツール | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
文章で服を指定する | 人物の写真+指示文 | Nano Banana(Higgsfield・Geminiアプリ) | 服のアイデアを手早く試す |
服の写真を合成する(AI試着) | 人物の写真+服の写真 | Kling AI Virtual Try-On、YouCam、Nano Banana Proのリファレンス | 実在の商品を着た姿を確かめる・ECの商品写真 |
同じ人物に何着も着せる | 学習させた人物+指示文 | HiggsfieldのSoul ID | AIモデルのルックブック・SNSの連続投稿 |
※2026年10月時点・Higgsfield、Gemini アプリ ヘルプ、Kling AI、Perfect Corp各公式サイトより
上記のとおり、服のアイデアを試すなら文章で指定、実在の服を着せるなら服の写真を合成する方式が向いています。同じ人物で何枚も作る場合は、人物を固定できる方式を選びましょう。
文章で服を指定する方式
文章で服を指定する方式は、写真をアップロードし、「Tシャツを黒のレザージャケットに置き換えて」のように指示するだけで着せ替えられる方法です。服の写真を用意する必要がないため、もっとも手軽に始められます。
HiggsfieldのヘルプでもNano Bananaの編集例として「Tシャツを黒のレザージャケットに置き換えて」が挙げられています。ただし、文章だけでは柄やロゴの細部までは再現できないため、実在の商品を正確に着せたい場合は次の方式を使います。
服の写真を合成する方式(AI試着)
服の写真を合成する方式は、人物の写真と服の写真の2枚から、その服を着た姿を作る方法です。「AI試着」「バーチャル試着」とも呼ばれ、ECの商品写真やネットで買う前の試着に使われます。
たとえば、Kling AIのVirtual Try-Onは、白背景に平置きした服の写真と、1人が写った人物の写真をアップロードすると、10〜13秒ほどで試着した画像が届きます。トップス・ボトムス・ワンピースに対応しています。
ただし、服の写真に複数のアイテムが写っていると、合成が乱れやすくなります。服は1枚ずつ撮った写真を使いましょう。
同じ人物に何着も着せる方式
同じ人物に何着も着せる方式は、人物の顔を先にAIに覚えさせ、服だけを変えて何枚も作る方法です。ルックブックやSNSの連続投稿で、毎回同じ人物に見せたい場合に向いています。
HiggsfieldのSoul IDは、1人の写真20枚以上(最大80枚)で学習させると、スタイルやポーズが変わっても同じ顔で生成できます。公式ヘルプでも、ファッション・アパレルブランドのバーチャルルックブックやシーズンキャンペーンが用途として挙げられています。
AI着せ替えの前に確認する注意点4つ

AI着せ替えを使う前に、写真の許可・ブランドの商標・商品写真の正確さ・ツールの年齢と規約の4つを確認します。服を変えるだけの加工でも、人物の写真や商品の見せ方しだいで権利や法律の問題になるためです。
ここでは、着せ替えの手順より先に押さえておきたい注意点を4つ解説します。
他人の写真を勝手に使わない
AI着せ替えに使う人物の写真は、自分の写真・使用の許可を得た人の写真・AIで作った架空の人物の画像に限ります。他人の写真を無断で着せ替えると、肖像権やプライバシーの侵害になる可能性があるためです。
Higgsfieldの利用規約5.3も、顔が含まれる素材は各個人から法律上必要な同意を得ていることをユーザーが保証すると定めています。Soul IDのヘルプでも、アップロードできるのは自分の写真か、肖像の使用許可を得た人物の写真だけと案内しています。
ただし、許可を得ていても、露出の多い服に変える・本人のイメージを損なう加工は避けてください。Higgsfieldの規約6.5は同意のない性的画像を禁止しています。
ブランドのロゴ・商標を描かせない
AI着せ替えでは、実在のブランドのロゴや商標が入った服を生成しないことが重要です。他社のロゴ入りの服を自社の広告や商品画像に使うと、ブランドとの関係があるように誤解されるおそれがあるためです。
確認するポイントは、以下のとおりです。
- プロンプトにブランド名を書かない
- 生成された服にロゴのような文字や模様が出ていないか
- 参考にする服の写真は、自社商品か使用の許可があるものか
上記を確認したうえで、ロゴのような模様が出た場合は、無地にするよう指示して作り直しましょう。
ECの商品写真は実物と違う見せ方をしない
ECの商品写真にAI着せ替えを使う場合は、色・柄・形が実物と同じかを必ず確認します。実物より良く見える画像で販売すると、景品表示法の優良誤認表示にあたるおそれがあるためです。
消費者庁は、商品の品質や規格などを実際のものより著しく優良であると示す表示を、優良誤認表示として禁止しています。たとえば、AIが服の生地を実物より厚く・光沢があるように描いた画像は、そのまま商品ページに使わないでください。
ツールの年齢要件と規約を確認する
AI着せ替えのツールには、年齢要件と商用利用の条件があります。条件を満たさずに使うと、規約違反になるためです。
主なツールの条件は、以下のとおりです。
ツール | 年齢要件 | 商用利用 |
|---|---|---|
Higgsfield | 18歳以上(利用規約2.1) | 出力の商用利用を制限しない(利用規約4.4)。商用利用はStarter以上の有料プラン |
Geminiアプリ(Nano Banana) | 画像の編集は18歳以上 | Googleの利用規約と生成AIの使用禁止ポリシーに従う |
Kling AI | 規約で確認 | 有料会員は出力の商用利用を制限しない(有料サービス規約3.1.2) |
※2026年10月時点・Higgsfield利用規約、Gemini アプリ ヘルプ、Kling AI有料サービス規約より。規約の要約であり、法的な判断を示すものではありません
AI着せ替えができるツール4選と料金【2026年10月時点】

AI着せ替えのツールは、文章で服を変えたいか、服の写真を合成したいか、動画まで作りたいかで選びます。ツールによって得意な方式と料金の仕組みが違うためです。
ここでは、Higgsfield・Geminiアプリ・Kling AI・YouCamの4つを比較表で示したうえで、ツールごとの特徴を紹介します。
AI着せ替えツールの比較表
4つのAI着せ替えツールを、方式・料金・動画化の可否で比較します。
項目 | Higgsfield | Geminiアプリ | Kling AI | YouCam |
|---|---|---|---|---|
提供元 | Higgsfield AI | Kuaishou(快手) | Perfect Corp | |
主な方式 | 文章で指定・服の写真を合成・同じ人物に何着も | 文章で指定・服の写真を合成 | 服の写真を合成(Virtual Try-On) | 服の写真を合成(AI服装) |
料金 | Starter 月額19ドル〜 | 無料/Google AI Plus 月額725円〜 | 無料から試せる(有料会員あり) | 無料から試せる |
着せ替えた画像の動画化 | 同じ画面でできる | Google Flowなど別のサービス | 同じ画面でできる | - |
※2026年10月時点・各公式サイトより。Higgsfieldは税別・米ドル表示、Geminiは日本の月額表示
上記のとおり、着せ替えから動画化・広告づくりまで1つの画面で進めるならHiggsfield、無料で手軽に試すならGeminiアプリが向いています。
Higgsfield
Higgsfieldは、Nano Banana Pro・Soul・Marketing Studioなどの画像生成・広告制作の機能と、Kling 3.0やSeedanceなどの動画モデルを1つの画面で使えるプラットフォームです。着せ替えた画像を、そのまま動画や広告にできる点が特徴です。
着せ替えに使う主な機能は、以下のとおりです。
- Nano Banana Pro:指示を分析してから描く画像モデル。参照画像は最大14枚、最大ネイティブ4K
- Soul・Soul ID:ファッションとカルチャーに根ざした画像生成モデル。Soul IDで同じ人物の顔を固定できる
- Marketing Studio:商品画像からProduct Shot・UGC・Marketplace向けなどの広告をテンプレートで作るワークスペース
料金は、Starterが月額19ドル(毎月270クレジット)、Plusが月払い59ドル・年払い月47ドル(1,200クレジット)、Ultraが月払い129ドル・年払い月99ドル(3,000クレジット〜)です(2026年10月時点・Higgsfield公式サイト料金ページより、税別)。料金ページでは、Starterの270クレジットはNano Banana Proで135枚分と案内されています。動画生成の使い方は、Higgsfieldの使い方と料金で解説しています。
Geminiアプリ(Nano Banana)
Geminiアプリは、Googleの画像モデルNano Bananaで、写真の服を文章の指示で変えられるアプリです。Googleアカウントがあれば無料で画像の生成と編集を試せます。
料金は、無料・Google AI Plus 月額725円・Google AI Pro 月額2,900円・Google AI Ultra 月額14,500円〜です(2026年10月時点・Google AI プラン公式ページより)。Nano Banana ProはGoogle AIプランで利用できます。
ただし、Geminiアプリで画像を編集できるのは18歳以上です。ヘルプでも、第三者の著作権やプライバシーの権利を侵害しないよう案内しています。使い方の詳細は、Nano Bananaの使い方と料金で紹介しています。
Kling AI(Virtual Try-On)
Kling AIのVirtual Try-Onは、服の写真と人物の写真から試着した画像を作る、AI試着に特化した機能です。公式ガイドでは「人物の画像+商品の画像=試着の画像」と説明されています。
公式ガイドが案内する写真の条件は、以下のとおりです。
- 服の写真は、白背景の平置きなど無地の背景に1点だけ
- 人物の写真は、1人で全身か上半身が写り、シンプルなポーズ
- 服や顔が手・髪で隠れていない
- 座っている・もたれている写真や集合写真は避ける
上記の条件の写真を使うと、試着した画像を10〜13秒ほどで受け取れます。Kling AIは有料会員であれば出力の商用利用が制限されず(有料サービス規約3.1.2)、試着した画像からそのまま動画も作れます。
YouCam(AI服装)
YouCamは、Perfect Corpが提供する画像編集ツールで、「AI服装」機能を使うと、モデルが着ている服を自分の写真に合成できます。上半身から全身が写った自分の写真と、着たい服を着たモデルの写真をアップロードして使います。
公式ブログでは、正面を向いた写真・物を持っていない写真・背景に他の人物が写っていない写真を選ぶよう案内しています。自分の服選びに手軽に試す用途に向いています。
ただし、合成に使うモデルの写真は、使用の許可があるものか、ツールに用意された素材を選んでください。
HiggsfieldでAI着せ替えする手順

HiggsfieldでのAI着せ替えは、Nano Banana Proで1枚を着せ替える・Soul IDで同じ人物に何着も着せる・Marketing Studioで商品写真から広告にする、の3通りです。目的によって使う機能を分けると、クレジットの無駄がありません。
ここでは、3つの手順を順に解説します。
Nano Banana Proで写真の服を着せ替える【4STEP】
Nano Banana Proでの着せ替えは、画像を開く・写真と服の参照をアップロードする・指示を書く・生成して調整するの4STEPです。参照画像の役割を指示文で説明すると、狙った服になりやすくなります。
- higgsfield.ai で「画像」から「Nano Banana Pro」を選ぶ
- 入力モードで「Multi-reference」か「Image-to-Image」を選び、人物の写真と服の写真をアップロードする
- 「1枚目の人物に、2枚目のジャケットを着せる。顔・髪型・ポーズ・背景は変えない」のように、参照の役割と変えない部分を書く
- 1Kで試し、仕上がりが良ければ2Kか4Kで生成し直す
公式ヘルプでは、うまくいかない場合はプロンプトか参照画像のどちらか一方だけを変えるよう案内しています。両方を同時に変えると、どちらが原因か分からなくなるためです。
Soul IDで同じ人物に何着も着せる
Soul IDは、同じ人物に服を変えながら何枚も着せたい場合に使います。参照画像を毎回アップロードする方法より、生成を重ねても顔がずれにくいためです。
Soul IDを作る手順は、以下のとおりです。
- higgsfield.ai の「Soul」から「新しいキャラクターをトレーニング」を選ぶ
- 同じ人物の写真を20枚以上(最大80枚)アップロードする。全身の写真を1枚以上含める
- トレーニングが数分で終わったら、キャラクターに名前を付ける
- 生成時に「キャラクター」タブでキャラクターを選び、服をプロンプトで指定する
架空の人物を使う場合は、先にポートレートを生成し、その画像でSoul IDを学習させます。なお、1つのSoul IDに登録できるのは1人だけです。
Marketing Studioで商品写真から広告を作る
Marketing Studioは、服などの商品画像をアップロードすると、テンプレートに沿った広告画像や動画を作れる機能です。テンプレートを使う方法ではプロンプトを書く必要がありません。
Marketing Studioのテンプレートの種類は、以下のとおりです。
カテゴリ | 作れるもの | 出力 |
|---|---|---|
Product Shot | スタジオ品質の商品写真 | 画像 |
Ads・Posters | MetaやGoogleの広告枠に合わせた画像広告・バナー | 画像 |
Marketplace | マーケットプレイス向けの商品リスト画像 | 画像 |
UGC・TikTok・Motion | スマホで撮ったような動画広告・縦型動画・商品の動き | 動画 |
※2026年10月時点・Higgsfield ヘルプセンター「Marketing Studioで動画広告を作成するには?」より
人物が登場する広告では、アバターを選ぶか作成して使い、同じアバターを使い回すとすべての広告で同じ顔が保たれます。参考広告を真似る「広告リファレンス」を使う場合は、使用が許可されている広告だけをアップロードしてください。
AI着せ替えのプロンプトのコツ5つ

AI着せ替えの仕上がりは、変える部分と変えない部分を分けて書けるかで決まります。指示があいまいだと、服と一緒に顔や髪型まで変わってしまうためです。
ここでは、文章で服を指定するときのプロンプトのコツを5つ紹介します。
変える部分と変えない部分を分けて書く
プロンプトには、変える服と、変えない顔・髪型・ポーズ・背景を分けて書きます。変えない部分を書かないと、AIが全体を描き直すことがあるためです。
たとえば、以下のように書きます。
白いTシャツを、紺色のウールのダブルブレストジャケットに置き換えてください。顔・髪型・ポーズ・背景・光の向きは元の写真のままにしてください。
素材・色・形を具体的に書く
服の指示は、「おしゃれな服」ではなく、素材・色・形・丈を具体的に書きます。具体的な名詞ほど、AIが描く服のぶれが小さくなるためです。
服を指定するときに書く要素は、以下のとおりです。
- 素材:リネン・デニム・ウール・ニット
- 色:生成り・紺・チャコールグレー
- 形・丈:オーバーサイズ・クロップド丈・ロング丈
- 細部:襟の形・ボタンの数・袖の長さ
1回の指示で変えるのは1か所にする
1回の指示で変えるのは、トップスならトップスだけ、と1か所にします。上下の服と靴を同時に変えると、どれかが崩れたときに直しにくいためです。
上下を変えたい場合は、トップスを変えた画像に、続けてボトムスの指示を出しましょう。
参照画像の役割を指示文で説明する
服の写真を参照に使う場合は、「1枚目は人物、2枚目は着せる服」のように、参照画像の役割を指示文に書きます。Higgsfieldのヘルプでも、Nano Banana Proの参照画像は各画像の役割をプロンプトで説明するよう案内しています。
役割を書かないと、服の写真の背景や色が人物の写真に混ざることがあります。
低い解像度で試してから仕上げる
AI着せ替えは、1Kなど低い解像度で服の形を決めてから、2Kや4Kで仕上げます。Higgsfieldのヘルプでも、試行の段階は1Kから始め、最終の素材で解像度を上げる流れを案内しています。
ただし、2Kや4Kでぼやける場合は、低い解像度で生成してからアップスケールする方法もあります。
AI着せ替えをECの商品写真・SNSに使う方法

AI着せ替えは、ECの商品写真のバリエーション作りや、SNSのコーデ投稿に使えます。撮影の回数を減らしながら、同じ服を別の人物・場面で見せられるためです。
ここでは、ECとSNSでの使い方と、場面ごとに気を付ける点を解説します。
ECの商品写真に使う
ECでは、平置きした自社の服の写真から、架空のモデルが着た画像を作る使い方が向いています。モデルの撮影を手配しなくても、着用イメージを複数用意できます。
ECで使う手順は、以下のとおりです。
- 自社の服を白背景で平置きして撮影する
- AIで作った架空のモデルか、許可を得たモデルの写真に着せる
- 色・柄・丈・ボタンの位置を実物と見比べる
- Marketing StudioのMarketplaceやProduct Shotで出品用の画像に整える
実物と違う部分が残った画像は使わず、作り直してください。商品ページには、着用画像がAIで作ったイメージであることを書き添えると、購入者の誤解を防げます。
SNSのコーデ投稿に使う
SNSでは、Soul IDで固定した人物に、季節やテーマごとの服を着せて連続投稿する使い方が向いています。同じ人物が毎回登場するため、アカウントの世界観をそろえやすくなります。
ただし、本物の人物に見える画像を投稿する場合は、投稿先のルールに沿ってAI生成であることを表示しましょう。たとえば、TikTokは本物のように見える人物をAIで生成した場合にラベルを付けるよう求めています。
着せ替えた画像を動画にする方法

着せ替えた画像は、画像から動画を作る動画生成AIに入れると、服を着た人物が歩く・回る動画にできます。服の揺れや全身の見え方が伝わるため、静止画より商品の魅力を伝えやすくなります。
ここでは、Higgsfieldで動画にする手順と、服を崩さずに動かすコツを解説します。
Higgsfieldで着せ替えた画像を動画にする
Higgsfieldでは、着せ替えた画像を同じ画面の動画生成に渡して動画にできます。Soul IDで作った人物はSeedanceの動画生成で「エレメント」として使えるため、動画でも同じ顔を保ちやすくなります。
手順は、以下のとおりです。
- 着せ替えた画像を「動画」の生成画面に読み込む
- Kling 3.0やSeedanceなどのモデルを選ぶ
- 「モデルがカメラに向かってゆっくり歩き、1回転する。カメラは固定」のように動きを書く
- 生成ボタンに表示されるクレジット数を確認して生成する
Marketing StudioのUGC・TikTok・Motionのテンプレートを使えば、商品画像から縦型の動画広告も作れます。画像から動画を作るツールの比較は、画像から動画を生成するAIで紹介しています。
服を崩さずに動かすコツ
着せ替えた服を崩さずに動かすには、動きを小さく、カメラを固定するのが基本です。大きな動きや速いカメラワークでは、AIが服の柄や形を描き直してしまうためです。
服を崩さないためのポイントは、以下のとおりです。
- 動きは「歩く」「振り向く」など1つに絞る
- カメラは固定か、ゆっくり寄る程度にする
- 細かい柄や文字の入った服は、動画の前に崩れないか短い尺で試す
上記を守ったうえで、ECで使う動画は静止画と同じく、色や形が実物と合っているかを確認しましょう。
AI着せ替えを仕事にするなら

AI着せ替えの技術は、アパレルのEC画像・SNS運用・動画広告などの仕事に使えます。ただし、着せ替えた画像を作れることと、発注者が安心して公開できる素材を納品できることの間には差があります。
ここでは、独学でつまずきやすい場面と、学び方の選択肢を紹介します。
独学でつまずきやすい場面
AI着せ替えを仕事にする際は、生成の前後の工程が独学で難しくなりやすい部分です。仕事では、企画・権利の確認・動画化・納品後の説明までまとめて任されるためです。
独学でつまずきやすい場面は、以下のとおりです。
- 商品の色や形を実物どおりに保ち、広告の表示として問題ないか判断する
- モデルの写真や参考広告の権利を確認する
- 着せ替えた画像を、売れる動画広告の構成にする
- ポートフォリオを作り、最初の案件を取る
上記の工程は、ツールの使い方の記事だけでは身に付けにくい部分です。
スクールで学ぶという選択肢
独学で詰まりやすい工程を短期間で身に付けたい方は、AI動画スクールで学ぶ方法もあります。制作の現場を知る講師に作品を見てもらうと、自分では気付きにくい改善点が分かるためです。
AI動画スクール「デジット」では、専任メンターがマンツーマンで伴走し、ポートフォリオ制作から案件獲得までサポートしています。料金は一括178,000円〜(分割は月7,417円〜、24回分割の場合)です。ほかのスクールとの比較は、動画編集スクールおすすめで紹介しています。
まとめ
AI着せ替えは、写真1枚と指示文から始められ、ECの商品写真や動画広告にも広げられます。本記事の要点は、以下のとおりです。
- AI着せ替えは、文章で服を指定する・服の写真を合成する・同じ人物に何着も着せるの3方式
- 人物の写真は、自分・許可を得た人・AIで作った架空の人物に限り、ブランドのロゴは描かせない
- ECの商品写真は、色・柄・形が実物と同じかを確認してから使う
- Higgsfieldなら、Nano Banana Pro・Soul ID・Marketing Studioで着せ替えから広告・動画化まで進められる
- プロンプトは、変える部分と変えない部分を分け、素材・色・形を具体的に書く
まずは自分の写真か、AIで作った架空の人物で、トップスを1枚着せ替えるところから始めましょう。写真の背景や不要物の編集は、画像編集AIおすすめで紹介しています。
よくある質問
QAI着せ替えは無料でできますか?
AI着せ替えは、Geminiアプリなら無料プランでも画像の編集として試せます(2026年10月時点・Google AI プラン公式ページより)。Kling AIやYouCamも無料から試せますが、高解像度での出力や商用利用は有料プランが前提になります。
QAIで服を着せ替えるときに顔が変わってしまうのはなぜですか?
AIで服を着せ替えるときに顔が変わるのは、変えない部分を指示していないため、AIが画像全体を描き直すからです。プロンプトに「顔・髪型・ポーズ・背景は変えない」と書き、同じ人物で何枚も作る場合はHiggsfieldのSoul IDのように人物を固定できる機能を使います。
QAI試着で自分の写真に服を着せられますか?
AI試着では、自分の写真と服の写真をアップロードすると、その服を着た姿の画像を作れます。Kling AIのVirtual Try-Onでは、1人で全身か上半身が写った写真と、無地の背景に服を1点だけ写した写真を使うと崩れにくくなります。
QAI着せ替えした画像をECの商品ページに使ってもいいですか?
AI着せ替えした画像は、色・柄・形が実物と同じであることを確認したうえで使います。実物より良く見える画像は景品表示法の優良誤認表示にあたるおそれがあるため、AIで作った着用イメージであることも商品ページに書き添えましょう。
Q他人の写真でAI着せ替えをしてもいいですか?
他人の写真を無断でAI着せ替えに使うと、肖像権やプライバシーの侵害になる可能性があり、Higgsfieldなどの利用規約も顔を含む素材には本人の同意を求めています。人物の写真は、自分・許可を得た人・AIで作った架空の人物に限りましょう。
出典・参考
- Higgsfield 公式サイト 料金ページ
- Higgsfield ヘルプセンター「Nano Bananaの使い方」
- Higgsfield ヘルプセンター「Soulで画像を生成するには?」
- Higgsfield ヘルプセンター「Soul IDキャラクターを作成して使うには?」
- Higgsfield ヘルプセンター「Marketing Studioで動画広告を作成するには?」
- Higgsfield 利用規約(2026年10月23日最終更新)
- Gemini アプリで画像を生成、編集する|Gemini アプリ ヘルプ
- Google AI プラン(Gemini サブスクリプション・日本)
- Kling AI 公式ガイド Virtual Try-On
- Kling AI 有料サービス規約(Terms of Paid Service)
- Perfect Corp 公式ブログ「AI試着|バーチャルで服をトライオン」
- 消費者庁「優良誤認とは」
- TikTok コミュニティガイドライン「インテグリティと信頼性」
この記事の監修者
WebディレクションとUI/UX設計を軸に20年以上デジタル制作に従事。ブランドの世界観設計からディレクション、クリエイティブ運用まで幅広く支援。画像生成を中心とするクリエイティブ領域を得意とする。
- WebディレクションとUI/UX設計を軸に20年以上デジタル制作に従事
- コンテンツ量産・広告動画
- Stable Diffusion/Nano Banana
