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MiniMax H3の使い方・料金|H3 Maxとの違い【2026年最新】

MiniMax H3の使い方と料金を2026年10月時点の公式情報で解説。H3 Maxとの違い、2K・音声付きでできること、Hailuo AI・API・Higgsfieldの料金、プロンプトのコツ、商用利用の条件まで分かります。

デジット編集部UPDATE

この記事の結論

  • MiniMax H3は、MiniMaxが2026年7月31日に公開した動画生成モデルで、画像・動画・音声を12点まで参照し、4〜15秒・2K・ステレオ音声付きの動画を作れます。
  • 派生モデルのMiniMax H3 Maxはfal.aiが追加学習した高速版で、480P・768Pに対応し、APIの料金はH3の2Kが1秒0.13ドル、768Pが1秒0.08ドルです(2026年10月時点)。
  • MiniMax H3はHailuo AI・Higgsfield・MiniMax APIで使え、商用利用は使う場所の規約に従い、Hailuo AIでは有料プランで作った動画が対象です。

MiniMax H3(ミニマックス エイチスリー)は、中国のAI企業MiniMaxが2026年7月31日に公開した動画生成モデルです。テキスト・画像・動画・音声をまとめて読み取り、最大15秒・2Kの動画をステレオ音声付きで生成できます。

MiniMax H3の仕様と料金の仕組みを把握すると、Hailuo AI・API・Higgsfieldのどこで使うと自分の用途に合うかを迷わず選べます。2026年8月には、生成速度を高めた派生モデル「MiniMax H3 Max」も登場し、2つのモデルの使い分けも判断材料になります。

本記事では、MiniMax H3とH3 Maxの違い・できること・料金・使い方・プロンプトのコツ・Kling AIやSeedanceとの違い・商用利用の条件をまとめています。さらに、AI動画を仕事にしたい方に向けて、独学で詰まりやすい場面も紹介します。

MiniMax H3とは?H3 Maxとの違いと基本情報の早見表

MiniMax H3は768P・2K、4〜15秒で2Kの本番カット向け。MiniMax H3 Maxは480P・768P、5〜15秒でfal.aiが追加学習した試作・案出し向けの高速版

MiniMax H3とは、MiniMaxが開発した、テキスト・画像・動画・音声を1つの文脈で扱う汎用のマルチモーダル動画生成モデルです。MiniMaxの動画サービス「Hailuo AI」では「Hailuo 3.0」とも表記され、Hailuo 02・Hailuo 2.3の後継にあたります。

ここでは、MiniMax H3の基本情報を早見表で示したうえで、派生モデルのH3 Maxとの違いと、旧世代のHailuoモデルから変わった点を解説します。

MiniMax H3の基本情報

MiniMax H3の基本情報を、項目ごとに表にまとめます。

項目

MiniMax H3の内容

開発元

MiniMax

公開日

2026年7月31日

動画の長さ

4〜15秒(1秒単位)

解像度

768P・2K(24fps)

音声

ステレオ音声を映像と同時に生成(声・効果音・音楽をまとめて生成)

生成モード

テキストから動画・開始/終了フレームから動画・参照素材から動画

参照できる素材

画像9点・動画3本・音声3本、合計12点まで

使える場所

Hailuo AI・MiniMax Design・MiniMax API・Higgsfieldなど

APIの料金

2Kは1秒0.13ドル、768Pは1秒0.08ドル

モデルの重み

Hugging Faceで公開(MiniMax H3 Community License)

※2026年10月時点・MiniMax公式ブログ「MiniMax H3」、MiniMax APIドキュメント(動画生成・料金)、Hugging Face「MiniMaxAI/MiniMax-H3」より

上記のとおり、MiniMax H3は15秒・2K・音声付きの動画を、素材の組み合わせから1回で作れる点が特徴です。以下では、もう1つのモデルであるH3 Maxとの違いを解説します。

MiniMax H3とH3 Maxの違い

MiniMax H3 Maxは、MiniMax H3をもとにfal.aiが追加学習し、生成速度を高めたモデルです。MiniMaxのAPIドキュメントでは「MiniMaxとfal.aiの共同リリース」と説明されており、fal.aiの公式ブログでは2026年8月27日に発表されました。

2つのモデルの違いは、解像度と速度にあります。fal.aiの発表によると、H3 Maxは5秒の動画を約3秒で生成し、公式のMiniMax H3のエンドポイントの約35倍の処理量です。

MiniMax H3とH3 Maxを、仕様で比較します。

項目

MiniMax H3

MiniMax H3 Max

開発

MiniMax

MiniMax H3をもとにfal.aiが追加学習

動画の長さ

4〜15秒

5〜15秒

解像度

768P・2K

480P・768P

APIの料金(1秒あたり)

768P 0.08ドル/2K 0.13ドル

480P 0.05ドル/768P 0.08ドル

Hailuo AIでの参照動画

使える

使えない(テキストと開始/終了フレームで生成)

向いている用途

2Kの本番カット・素材を組み合わせた動画

試作・大量の案出し・速さが必要な制作

※2026年10月時点・MiniMax APIドキュメント(動画生成・料金)、fal.ai公式ブログ「Introducing H3 Max by fal」、Hailuo AI公式サイトより。APIではH3 Maxも参照素材からの生成に対応している

2Kで納品する本番カットはMiniMax H3、構図や動きの案出しはH3 Max、という使い分けが目安です。

Hailuo 02・Hailuo 2.3から変わった点

MiniMax H3は、旧世代のHailuoモデルと比べて、長さ・解像度・音声の3点が大きく変わりました。Hailuo 2.3は1本6秒か10秒・最大1080Pの映像のみでしたが、MiniMax H3は4〜15秒を1秒単位で選べ、2Kの映像と音声を同時に作れるためです。

MiniMax H3で変わった点は、以下のとおりです。

  • 動画の長さ:6秒・10秒の2択から、4〜15秒の1秒単位へ
  • 解像度:最大1080Pから、2Kへ
  • 音声:映像のみから、ステレオ音声付きへ
  • 入力:テキストと画像から、画像・動画・音声の参照(12点まで)へ

※2026年10月時点・MiniMax APIドキュメント(料金ページのHailuoモデルの価格表)、MiniMax公式ブログより

ネット上の解説には、6秒動画など旧モデルの仕様のまま書かれた情報も残っています。モデル名が「Hailuo 02」「Hailuo 2.3」か「MiniMax H3」かを確認してから参考にしましょう。

MiniMax H3でできること4つ

MiniMax H3でできることは、テキストから動画、開始・終了フレームから動画、画像・動画・音声を12点まで参照した動画、768Pから2Kへの作り直しの4つ

MiniMax H3でできることは、テキストからの生成・画像からの生成・素材を参照した生成・768Pから2Kへの作り直しの4つです。MiniMax公式ブログでは、映画のタイトル映像・商品サイト・アニメーションするポスター・広告・ECなどが用途として挙げられています。

ここでは、MiniMax H3の4つの機能を、作りたい動画の例とあわせて紹介します。

テキストから動画を作る

MiniMax H3は、プロンプトだけで音声付きの動画を生成できます。公式ブログでは、テキストから動画を作る機能に「マルチショット」の表現が含まれると説明されており、1本の中でカットが切り替わる動画も作れます。

テキストだけで作る際は、場面・カメラ・音を順に書くと意図が伝わりやすくなります。たとえば、以下のように書きます。

朝の港町。漁船が桟橋に戻ってくる様子を、岸壁の上から見下ろすカメラがゆっくり横に移動して追う。次のカットで、漁師の手が網をたぐる手元のアップに切り替わる。カモメの鳴き声と波の音、エンジンの低い音が聞こえる。

ただし、テキストだけでは人物の顔や商品の形が毎回変わります。見た目を固定したい場合は、次の画像や参照素材を使う方法に切り替えましょう。

画像から動画を作る(開始/終了フレーム)

MiniMax H3の開始/終了フレームは、画像を動画の最初か最後のコマに固定して動かす機能です。開始の画像だけ、終了の画像だけ、開始と終了の両方の3通りで指定できます。

開始と終了の2枚を入れると、2枚の間をつなぐ動きが生成されます。たとえば、MiniMaxのAPIドキュメントでは、少女の写真と大人になった写真を入れて「少女が成長する」と指示する例が紹介されています。

画像の条件は、以下のとおりです。

  • 枚数は0〜2枚(0枚ならテキストからの生成になる)
  • 縦横はそれぞれ256〜5,760ピクセル
  • 縦横比は2:5〜5:2の範囲

※2026年10月時点・MiniMax APIドキュメント(動画生成)より

静止画を動かすほかのツールとも比べたい方は、画像から動画を作るAIのおすすめと手順も参考にしてください。

画像・動画・音声を参照して作る

MiniMax H3の参照生成は、画像・動画・音声を合わせて12点まで読み込み、それぞれの役割を文章で指示して1本の動画を作る機能です。参照した人物や商品の見た目を保ったまま、動き・カメラワーク・声・編集のリズムを別の素材から借りられます。

参照できる素材の上限は、以下のとおりです。

素材

上限

参照できること

画像

9点

人物・商品・背景・画風

動画

3本(1本2〜15秒、合計15秒まで)

動き・カメラワーク・編集のリズム

音声

3本(1本2〜15秒、合計15秒まで)

声・音楽・効果音

※2026年10月時点・MiniMax APIドキュメント(動画生成)より。素材は合計12点まで。音声はWAVかMP3で1ファイル15MBまで

MiniMax公式ブログでは、「動画1のヒッチコック風のカメラワークを参考に」のように、素材の番号と役割を文章で書く例が示されています。参照生成は、旧世代のHailuoモデルにはなかった、MiniMax H3の中心となる機能です。

768Pで作った動画を2Kに作り直す

MiniMax H3は、768Pで生成した動画を、同じモデルで2Kに作り直せます。公式ブログによると、別の超解像の仕組みを使わず、ベースのモデルが低解像度の結果を文脈として読み直して2Kを出力する方式です。

Hailuo AIの生成画面でも、768Pは「低コストで何度も試す用」、2Kは「採用したカットを高画質にする用」と案内されています。試作を768Pで重ね、使うカットだけを2Kにすると、クレジットの無駄を減らせます。

APIでは、2Kへの作り直しは「Video Regeneration」として、元の生成とは別に1秒0.05ドルで課金されます(2026年10月時点・MiniMax APIドキュメントより)。

MiniMax H3の料金【2026年10月時点】Hailuo AI・API・Higgsfield

MiniMax APIの出力1秒あたりの料金は、MiniMax H3の2Kが0.13ドル、768Pが0.08ドル、H3 Maxの768Pが0.08ドル、480Pが0.05ドル

MiniMax H3の料金は、使う場所によって「月額プランのクレジット」か「1秒あたりの従量課金」に分かれます。同じ15秒・2Kの動画でも、Hailuo AI・MiniMax API・Higgsfieldで1本あたりの費用が変わるため、使う量に合わせて選ぶことが重要です。

ここでは、3つの使い方ごとの料金を、公式ページの情報をもとに比較します。

Hailuo AIで使う場合の料金

Hailuo AIでMiniMax H3を使う場合は、有料プランで毎月付与されるクレジットを消費して生成します。Hailuo AIの料金ページでは、プランごとにMiniMax H3(768P)の1秒あたりの目安と、月に作れる秒数が表示されています。

Hailuo AIの月払いプランで、MiniMax H3(768P)の1秒あたりの目安を比較します。

プラン

H3(768P)1秒あたり

月に作れる目安

Standard

0.074ドル

約143秒

Pro

0.059ドル

約643秒

Master

0.059ドル

約1,500秒

Max

0.056ドル

約3,857秒

※2026年10月時点・Hailuo AI公式サイトの料金ページの表示より。月払いの表示価格をもとにした目安で、割引の有無や年払いで変わる。年払いでは1秒0.047ドル〜

Hailuo AIの生成画面では、MiniMax H3の2K・5秒の生成で60クレジットを消費します。プランの月額・無料トライアルの範囲・登録の手順は、Hailuo AIの使い方・料金と無料枠の記事で詳しく解説しています。

MiniMax APIの料金

MiniMax APIの料金は、生成した動画の秒数に応じた従量課金です。月額の契約は不要で、使った分だけ支払うため、システムに組み込んで動画を自動で作る用途に向いています。

MiniMax APIの動画生成の料金を、モデルと解像度で比較します。

モデル

解像度

出力1秒あたり

15秒の動画1本

MiniMax H3

2K

0.13ドル

1.95ドル

MiniMax H3

768P

0.08ドル

1.20ドル

MiniMax H3 Max

768P

0.08ドル

1.20ドル

MiniMax H3 Max

480P

0.05ドル

0.75ドル

※2026年10月時点・MiniMax APIドキュメントの料金ページより。参照動画の入力は秒数で別に課金され、参照画像はMiniMax H3で1回5枚まで、H3 Maxで2枚まで無料。生成に失敗した場合は課金されない

参照動画を使うと、入力した動画の秒数にも出力と同じ単価がかかります。参照動画を多く使う制作では、出力の秒数だけで費用を見積もらないよう注意しましょう。

Higgsfieldで使う場合の料金

Higgsfieldでは、MiniMax H3とMiniMax H3 Maxを、ほかの動画生成モデルと同じクレジットで使えます。Higgsfieldの動画生成画面のモデル一覧に2つのモデルがあり、MiniMaxのアカウントを別に作る必要はありません。

Higgsfield公式ブログによると、MiniMax H3(2K)の消費クレジットは、5秒で20クレジット・10秒で40クレジット・15秒で60クレジットです(2026年10月時点)。Kling AIやVeo 3.1など複数のモデルを1つの契約で使い分けたい方は、Higgsfieldの使い方と料金で、プランの月額とクレジット数を確認してください。

以下では、3つの場所でMiniMax H3を使う手順を具体的に解説します。

MiniMax H3の使い方|Hailuo AI・Higgsfield・APIの手順

MiniMax H3の使い方は、Hailuo AIやHiggsfieldなど使う場所を選び、モデルとモードを決め、素材とプロンプトを入れ、比率・解像度・秒数を設定して生成する4ステップ

MiniMax H3の使い方は、モデルを選び、生成モードと素材を決め、プロンプト・長さ・解像度を指定して生成するという流れです。Hailuo AIとHiggsfieldはブラウザだけで使え、APIとローカル環境は開発の知識が必要です。

ここでは、使う場所ごとに手順と向いている方を紹介します。

MiniMax H3を使える主な場所を、向いている方で比較します。

使う場所

向いている方

必要なもの

Hailuo AI

MiniMax公式の画面で手軽に試したい方

アカウント(Google・Appleなど)

Higgsfield

Kling・Veoなどと同じ画面で比べたい方

Higgsfieldのアカウントとプラン

MiniMax API

動画生成をシステムに組み込みたい方

APIキー(従量課金)

ローカル環境

自社のGPUで動かしたい開発者

大容量のGPU環境

※2026年10月時点・各公式サイトより

Hailuo AIでMiniMax H3を使う手順

Hailuo AIでは、MiniMax H3が動画生成の既定のモデルとして選ばれており、アカウントを作ればすぐに使えます。手順は以下のとおりです。

  1. 【STEP1】Hailuo AIにログインする:公式サイト(hailuoai.video)でGoogleなどのアカウントで登録する
  2. 【STEP2】モデルとモードを選ぶ:動画の生成画面でMiniMax H3(またはH3 Max)を選び、参照・開始/終了フレームなどのモードを決める
  3. 【STEP3】素材とプロンプトを入れる:画像・動画・音声をアップロードし、プロンプトで素材の役割を書く
  4. 【STEP4】設定して生成する:比率・解像度(768P/2K)・秒数(4〜15秒)を選んで生成し、完成した動画をダウンロードする

※2026年10月時点・Hailuo AI公式サイトの生成画面より。ボタン名は更新で変わることがある

日本語表示への切り替え方や無料トライアルの範囲は、Hailuo AIの使い方の記事で画面に沿って解説しています。

HiggsfieldでMiniMax H3を使う手順

Higgsfieldでは、動画生成画面のモデル一覧から「MiniMax H3」か「MiniMax H3 Max」を選んで使います。Higgsfieldの画面では、MiniMax H3は2K、H3 Maxは480P・768Pで、どちらも開始/終了フレームと画像・動画・音声の参照を指定できます。

Higgsfieldで使う際の設定は、以下のとおりです。

  • 長さ:最大15秒(1秒単位)
  • 比率:自動・21:9・16:9・4:3・1:1・3:4・9:16
  • 1回に作る本数:1〜4本

※2026年10月時点・Higgsfieldの動画生成画面とMiniMax H3のモデルページより

Higgsfieldのモデルページによると、音声を参照する場合は画像か動画を少なくとも1点あわせて入れる必要があります。同じプロンプトでKling AIやSeedanceと結果を比べやすい点が、Higgsfieldで使う利点です。

APIやローカル環境でMiniMax H3を使う

開発者は、MiniMax APIからMiniMax H3を呼び出すか、公開されたモデルの重みを自社の環境で動かせます。APIは従量課金のプランで使え、テキスト・開始/終了フレーム・参照の3つのモードを、同じエンドポイントで指定します。

ローカル環境で動かす場合、Hugging Faceのモデルページでは、MiniMax H3は330億パラメーターのモデルとされ、実行例はGPU4枚の構成で示されています。対応する仕組みは、SGLang・vLLM・diffusers・ComfyUIです。

ただし、2Kへの作り直しと、プロンプトを補強する前処理(H3-Context-IR)は2026年10月時点で公開されていません。公開版の出力は768Pが基本のため、2Kが必要ならAPIかHailuo AIを使いましょう。

MiniMax H3のプロンプトのコツ4つ

MiniMax H3のプロンプトのコツは、素材を番号で呼び役割を書く、ショットごとに書いて音を最後にまとめる、カメラの指示は描写の直後に書く、試作は768PやH3 Maxで作り採用カットだけ2Kにすること

MiniMax H3の生成結果は、素材の役割とショットの流れをどれだけ具体的に書くかで大きく変わります。MiniMax H3は文章の指示を細かく読み取るモデルのため、単語を並べるより、1つの場面を文章で描写するほうが意図が伝わります。

ここでは、MiniMaxの公式ドキュメントとモデルページの説明をもとに、プロンプトのコツを4つ紹介します。

素材は番号で呼び、役割を1つずつ書く

MiniMax H3で参照素材を使うときは、素材を番号で呼び分け、それぞれの役割を1文ずつ書くことが重要です。役割を書かないと、画像の人物を使うのか、画像の画風を使うのかをモデルが判断できないためです。

たとえば、以下のように書きます。

画像1の女性が主人公。動画1と同じカメラワークで、女性がカフェのカウンターでラテを受け取る。画像2のマグカップのデザインはそのまま保つ。音声1の曲を小さめのBGMとして流す。

Hugging Faceのモデルページの例では、「Subject 1」「Video 1」「Audio 1」のようなタグで素材を定義しています。使う場所によって素材の呼び方が違うため、生成画面に表示される名前に合わせて書いてください。

ショットごとに書き、最後に音を足す

MiniMax H3のプロンプトは、ショット(カット)ごとに映像を書き、最後に環境音と音楽をまとめて書くのが基本です。Hugging Faceのモデルページでも、ショット単位の描写のあとに、全体の音の描写と音楽の描写を加える構成が示されています。

ショットと音の書き方は、以下のとおりです。

書く順

書く内容

例

ショット1

被写体・動き・カメラ

雨上がりの交差点を、青い傘の男性が渡る。カメラは正面から後退する

ショット2

切り替え後の場面

男性の足元のアップ。水たまりに信号の光が映る

音

環境音・効果音

車の走行音、水を踏む足音

音楽

曲の雰囲気・テンポ

ゆったりしたピアノ

15秒の動画でも、ショットは2〜3つに絞ると、1つ1つの動きが崩れにくくなります。

カメラの動きは描写の直後に書く

MiniMax H3でカメラワークを指定するときは、動かしたい被写体の描写の直後にカメラの指示を書きます。MiniMaxのAPIドキュメントでは、テキストからの生成で、[pan]・[zoom]・[static]のようなカメラの指示を主要な描写の直後に加えると、カメラワークを制御しやすいと案内されています。

たとえば、「赤いスポーツカーが海沿いの道を走る [pan]」「香水の瓶のラベル [zoom]」のように書きます。1つのショットに入れるカメラの動きは1つにすると、動きが混ざりにくくなります。

768PとH3 Maxで試し、採用カットだけ2Kにする

MiniMax H3で費用を抑えるには、768PかH3 Maxで構図と動きを固め、採用したカットだけを2Kで作るのが効率的です。MiniMax APIの料金では、2Kは768Pの約1.6倍の単価で、試作のたびに2Kで生成すると費用が膨らむためです。

試作から本番までの流れは、以下のとおりです。

  1. H3 Max(480P)か768Pで、プロンプトを1か所ずつ直しながら試す
  2. 構図と動きが決まったら、MiniMax H3の768Pで本番の候補を作る
  3. 採用したカットだけを2Kに作り直す

直したプロンプトと結果をメモに残しておくと、次の制作でも同じ型を使い回せます。

MiniMax H3とKling・Seedance・Veoの違い

目的別の動画生成モデルの選び方。2K・音声付きを従量課金で作るならMiniMax H3、4K納品ならKling AI、30秒・素材50点ならSeedance 2.5、Googleのサービスで作るならVeo 3.1

MiniMax H3は、Kling AI・Seedance・Veo 3.1と比べて、APIの単価が明示され、モデルの重みも公開されている点が特徴です。一方、1回で作れる長さはSeedance 2.5やKling 4.0のほうが長く、4Kで書き出したい場合はKling AIやVeo 3.1が候補になります。

ここでは、主要な動画生成AIとMiniMax H3の違いを、長さ・解像度・参照素材で比較します。

モデル

1回の長さ

解像度

参照素材・入力

MiniMax H3

4〜15秒

768P・2K

画像・動画・音声を12点まで

Kling 3.0

最大15秒

720p〜4K

Omniで画像・動画を参照

Kling 4.0

3〜30秒

最大4K

2026年10月に正式リリース

Seedance 2.0

4〜15秒

480p・720p

画像・動画・音声を12点まで

Seedance 2.5

最大30秒

720p

画像・動画・音声・台本など50点まで

Veo 3.1

4秒・6秒・8秒

720p・1080p・4K

テキスト・参照画像・開始/終了フレーム(延長で長くできる)

※2026年10月時点・MiniMax、Kling AI、Dreamina(Seedance)、Google各社の公式サイトより

目的別に選ぶ目安は、以下のとおりです。

動画生成AIは、同じプロンプトで複数のモデルを試し、仕上がりと1秒あたりの費用を比べてから選ぶのが確実です。主要なツールの料金や無料枠をまとめて比べたい方は、動画生成AIおすすめの比較を確認してください。

MiniMax H3の商用利用と注意点

MiniMax H3の商用利用の条件。Hailuo AIでは有料プランで作った動画が対象で、透かしやラベルを消さず、法律で求められる場合はAI生成を明示する。モデルの重みを使う場合はMiniMax H3 Community Licenseに従い、サービス画面にMiniMax H3を表示し、年間売上2,000万ドル超は事前許可が必要

MiniMax H3で作った動画の商用利用の条件は、Hailuo AIなどのサービスで使うか、公開されたモデルの重みを自分で動かすかで異なります。サービスで使う場合はそのサービスの規約に、重みを使う場合は「MiniMax H3 Community License」に従うためです。

ここでは、商用利用の条件と、公開前に確認したい注意点を3つ解説します。

Hailuo AIで作った動画の商用利用

Hailuo AIで作った動画は、有料プランで生成・ダウンロードしたものであれば商用利用できます。Hailuo AIの料金ページのFAQには、「有料プランで生成・ダウンロードしたコンテンツは、利用規約と第三者の権利の範囲で商用利用できる」という趣旨の回答が掲載されています。

Hailuo AIの利用規約(2026年8月19日更新)で定められている主なルールは、以下のとおりです。

  • 法律で求められる場合は、AIで生成・加工したことを明示する
  • Hailuo AIが付けた透かし・メタデータ・ラベルを消したり隠したりしない
  • 生成物を使う責任は利用者が負い、必要な権利は利用者が確保する
  • 投稿・生成したコンテンツについて、運営会社に無償・無期限の利用許諾を与える

※2026年10月時点・Hailuo AI利用規約(Terms of Service)、Hailuo AI公式サイトの料金ページのFAQより

Higgsfieldなどほかのサービスで使う場合は、そのサービスの規約が適用されます。案件に使う前に、使うサービスの規約と料金プランの商用利用の条件を確認しましょう。

オープンウェイト版のライセンス条件

公開されたMiniMax H3のモデルの重みは、「MiniMax H3 Community License」の条件の範囲で商用利用できます。ライセンスでは、MiniMaxは生成物の権利を主張しないと定める一方、事業規模や地域に関する条件を設けています。

MiniMax H3 Community Licenseの主な条件は、以下のとおりです。

  • 年間売上2,000万ドルを超える商用サービスで使う場合は、MiniMaxの事前の書面許可が必要
  • MiniMax H3を使う商用サービスの画面に「MiniMax H3」を目立つように表示する
  • 出力をほかのAIモデルの改善に使わない
  • EU・英国・韓国・米国は「除外地域」とされ、利用には別の手続きが必要

※2026年10月時点・Hugging Face「MiniMaxAI/MiniMax-H3」のLICENSEより

上記は個人がHailuo AIで動画を作る場合ではなく、重みを使って自社サービスを作る場合の条件です。海外向けのサービスに組み込む場合は、ライセンスの原文を確認したうえで判断してください。

参照素材の権利と生成物の確認

MiniMax H3で参照する画像・動画・音声は、自分で撮影・制作したものか、利用の許諾を得たものだけを使います。参照生成は他人の映像の動きや声まで再現できるため、権利のない素材を入れると、著作権や肖像権の問題になるおそれがあるためです。

特に、実在の人物の顔や声、他社のロゴやキャラクターを参照した動画は、プランにかかわらず公開や納品に使えないものと考えてください。生成された動画に、意図しない文字やロゴが入っていないかも、公開前に確認が必要です。

MiniMax H3を仕事に活かすなら知っておきたいこと

MiniMax H3の生成を学び、カットと音声を1本に編集し、規約と権利を確認して、案件獲得につなげる流れ

MiniMax H3を仕事に活かすには、生成の操作に加えて、企画・編集・納品までの制作スキルが必要です。MiniMax H3は15秒までのカットを作るのは得意でも、複数のカットを30秒・60秒の広告やSNS動画にまとめる判断は人が担うためです。

ここでは、独学で詰まりやすい場面と、学び方の選択肢を紹介します。

MiniMax H3を独学で使う際に詰まりやすい場面は、以下のとおりです。

  • カットごとに人物や商品の見た目がそろわない
  • 生成したカットと音声を編集ソフトで1本にまとめる手順が分からない
  • クライアントに提案できるポートフォリオの作り方が分からない

上記の場面は、制作の経験がある人からフィードバックを受けると短期間で解決しやすくなります。AI動画スクール「デジット」では、AI動画生成からAI動画編集までを、専任メンターのマンツーマン伴走で学べます。料金は、2ヶ月プランで一括178,000円(分割は月7,417円〜、24回分割の場合)です。

スクールを比較して選びたい方は、AI動画スクールおすすめの比較で、学べる範囲や料金を確認してください。

MiniMax H3の使い方・料金のまとめ

MiniMax H3の使い方・料金のまとめ

MiniMax H3の要点は、以下のとおりです。

  • MiniMax H3は、MiniMaxが2026年7月31日に公開した、4〜15秒・2K・ステレオ音声付きの動画生成モデル
  • MiniMax H3 Maxは、fal.aiが追加学習した高速版で、480P・768Pに対応
  • APIの料金は、MiniMax H3の2Kが1秒0.13ドル、768Pが1秒0.08ドル
  • Hailuo AI・Higgsfield・MiniMax APIで使え、モデルの重みも公開されている
  • 商用利用は使う場所の規約に従い、Hailuo AIでは有料プランで作った動画が対象

まずはHailuo AIかHiggsfieldで、768PかH3 Maxの短い動画を作り、プロンプトの書き方と仕上がりを確かめましょう。

よくある質問

QMiniMax H3は無料で使えますか?
A

MiniMax H3は、Hailuo AIの新規登録時にもらえる1回限りの無料トライアルクレジットで試せます。無料で作った動画には透かしが入り、商用利用できるのは有料プランで生成・ダウンロードした動画です(2026年10月時点・Hailuo AI公式サイトより)。

QMiniMax H3とH3 Maxの違いは何ですか?
A

MiniMax H3はMiniMaxが開発した768P・2K対応のモデルで、MiniMax H3 MaxはMiniMax H3をもとにfal.aiが追加学習した480P・768P対応の高速版です。fal.aiの発表では、H3 Maxは5秒の動画を約3秒で生成します。2Kの本番カットはH3、試作や案出しはH3 Maxが向いています。

QMiniMax H3は商用利用できますか?
A

MiniMax H3の商用利用は、使う場所の規約に従います。Hailuo AIでは有料プランで生成・ダウンロードした動画が商用利用の対象で、公開されたモデルの重みを使う場合は、年間売上2,000万ドル超の事業での事前許可などMiniMax H3 Community Licenseの条件を守る必要があります。

QMiniMax H3は日本語のプロンプトで使えますか?
A

MiniMax H3は、Hailuo AIの日本語表示の画面で日本語のプロンプトを入力して生成できます。ただし、公式は対応言語の一覧を公表していないため、カメラワークなどが意図どおりにならない場合は、該当部分だけ英語で書いて結果を比べてください。

QMiniMax H3とHailuo AIの違いは何ですか?
A

MiniMax H3は動画生成のモデルの名前で、Hailuo AIはMiniMax H3などのモデルを使えるMiniMaxの動画生成サービスの名前です。MiniMax H3は、Hailuo AIのほかにMiniMax API・MiniMax Design・Higgsfieldなどでも使えます。

出典・参考

この記事の監修者

萩野 研斗

萩野 研斗

デジット AI動画講師/動画広告ディレクター

広告動画・CM制作のディレクションを担当し、商品理解からコンセプト設計、絵コンテ、AIによる映像化までを一気通貫で対応。数値から逆算した構成設計を軸に、認知獲得からCV改善まで目的に応じたクリエイティブを設計する。

  • 広告動画・CM制作のディレクション
  • Claude Code/Higgsfield
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